「バセドウ病」という病気をご存知ですか?
甲状腺機能亢進症とも呼ばれる病気で、おもに女性がなりやすいと言われている病気です。
わたしは「バセドウ病」に23歳のころ発症し、
6年後には先生から「数値も安定してきたし薬ちょっとやめてみようか」
と言われるまでに回復しました。
この記事では
・バセドウ病がどんな病気か
・わたしのバセドウ病闘病日記
・日常生活は送れるのか
・バセドウ病の有名人
などについてお伝えしたいと思います。
目次
バセドウ病(甲状腺機能亢進症)ってどんな病気なの?
まず、バセドウ病がどんな病気なのかご存じない方のために症状や原因などをお伝えします。
概要
バセドウ病は甲状腺機能亢進症を起こす代表的な病気で、甲状腺ホルモンが過剰に分泌されることで、動悸や息切れ、手足の震え、疲れやすさやだるさなどさまざまな全身症状が起こる。20~50歳代に発症することが多く、中でも30~40歳代の患者が多い。男女の比率は男性1人に対して女性5~6人程度と女性に多くみられる。
引用:ドクターズ・ファイル
常に運動しているようなしんどさを感じ、すぐ疲れてしまうなどの症状がわたしにもありました。
症状
・脈が早くなる
・疲れやすい
・甲状腺の腫れ
・眼球突出
わたしの場合は脈が1分間に約120回あったり(頻脈)、疲れやすい、だるさや甲状腺の腫れなどが症状としてありました。
電車の中で座っているだけでも動悸がするので、しんどくて途中下車したほど。
原因
これといった原因ははっきりと解明されていませんが、過労やストレスなども原因のひとつとされています。
わたしのバセドウ病闘病日記
ここでは受診したきっかけから現在までを時系列でお伝えします。
病院を受診したきっかけ
わたしが病院に行こうと思ったきっかけは、エスカレーターで立ってるだけでも疲れて座り込んでしまったり、階段の上り下りで息切れするなどの症状があったからです。
親からは「自律神経が乱れてるんじゃない?」と言われていました。
わたしもそんな大したことはないだろうと思いつつ一応病院に行くことに。
バセドウ病(甲状腺機能亢進症)の検査
詳しい検査内容は忘れてしまいましたが、血液検査をしたのは覚えています。
あと血圧と脈拍測ったかな。
脈拍が通常1分間に60~80回のところ、120回もありました。
23歳、バセドウ病と診断される
検査結果を診た先生から
「バセドウ病ですね」
と診断されました。
血液検査の結果を教えてくれて、甲状腺の検査項目だけが高く異常値として表記されていました。
ただ疲れが溜まっているだけかと思っていたので、結構ショックでした。
診察後親に迎えに来てもらったのですが、親の顔を見た途端に安心したのか涙が出てきてしまうほど精神的にツライできごとでした…
死んじゃうのかなとか、今後どうなるんだろうという不安でいっぱいになってしまいました。
メルカゾール1日6錠の服薬を命じられる
先生から処方されたのは「メルカゾール」という薬。
朝昼晩1回2錠ずつ飲む闘病生活が始まるのでした…
仕事を辞める
当時調剤薬局で働いていて、社長の理不尽な言動に毎日イライラしていました。
お気に入りの社員には優しく接して、気に入らない社員にはキツく当たる。
わたしは後者だったので毎日ホントにしんどかった。
ストレスを溜め込みやすい性格のため、日々のストレスに体が耐えきれなくなってしまったのかなと思います。
辞める理由が出来て逆によかったなと思いました。
体調不良で少しお休みしていたので、荷物等を職場に取りに行ったのですが
電車で座っててもしんどいし、歩いてるときも死にそうになるし…
必死に職場まで行ったのを覚えています。
母親からは
「無理して行かなくてもいいんじゃない?」
と言われていました。
今思えばタクシーで行ったりとかいろいろ方法はあったのにね。
よくがんばった!自分!
症状が治まってきた頃ライブやクラブなどに行き調子に乗る
薬を飲むと、徐々に症状も落ち着いてきて日常生活を普通に送れるようになっていきました。
当時大好きだったEXILEのライブにも行ったりしました。
チケットが届き座席を見てみると……
なんとアリーナ席が当たったのです!!!
メンバーたちが近距離で見れて幸せだったな…
楽しい時間はあっという間でライブ後半につれて体調が悪くなっていき、立って見てられないほどでした。
持っていた水分も底を尽き、
とすら思ってしまっていました。
また、EDMという音楽のジャンルが当時すきでクラブにも行っていました。
派手な格好して踊るギャルとかではなく、スニーカーにショートパンツという出で立ちで飛び跳ねたり音楽を楽しんでるタイプでした。
ただでさえ疲れやすいのにクラブだなんて…
今振り返ると本当に身の程知らずというか、死にたいのかお前って感じですよね。
薬を飲まなくていいところまで回復する
最初は6錠から始まった闘病生活も4錠、3錠…1錠と徐々に減っていき、発症から約6年経った2019年11月に先生から
「血液の数値もずっと安定してるし、薬いったんやめてみようか」
と言われました。
めちゃくちゃうれしかった。
このままうまく行けば完治もあり得るかも!とバセドウ病の回復の兆しが見えました。
2ヶ月後再び再発
2019年11月に薬がいったん中止となりましたが、2020年1月に検査しにいくとまた数値が少し上がっていました。
そして3月の検査ではさらに数値が悪化していました…
再びメルカゾールを服薬する日々が続きます…
2020年3月現在は1日1錠薬を飲んでいます。

バセドウ病(甲状腺機能亢進症)は日常生活送れるの?
初期(1日6錠飲んでいたころ)はすぐ疲れたり動悸などもありましたが、現在は症状もなく平和に過ごしています。
音楽フェスに行ったりしても平気です。
症状が落ち着くまでは安静にして、先生と相談しながら活動範囲を広げていくといいと思います。
バセドウ病(甲状腺機能亢進症)の有名人・著名人
同じバセドウ病を患っていると思うと親近感とともに、わたしもがんばらなきゃなという気持ちになります。
・絢香さん
・増田恵子さん
・YOSHIKIさん
・本田圭佑さん
本田圭佑さんは非公表ですが、首の傷跡と目の違和感からバセドウ病では?という疑惑があります。
わたしの担当してくれている先生に聞いたところ
「本田圭佑はバセドウ病だよ~」
と言っていたので、噂は本当なんだと思います。
スポーツ選手でバセドウ病にかかるなんて相当苦労されたことでしょう…
まとめ
バセドウ病が完治するかも?!と一瞬浮足立ったわたしですが、再発してしまいました。
なかなか完治しづらい病気ですがうまく病気と付き合っていき、
いつか完治することを願ってストレスをなるべく溜めないように過ごしていきたいです。
今週末も病院行って血液検査だぁぁ~
最後まで読んでいただきありがとうございました!